嫁はんが死産した時の話

2020年1月に第一子が死産になった夫側の日記。

仕事復帰

2020.01.20〜

 


今日から仕事復帰。そして初七日。

 

 

 

志乃の火葬が終わってから毎日朝と晩に線香をあげている。

 

 

 

嫁は今日から実家に帰ってゆっくりする予定だったが、今日が初七日という事で明日の21日から帰ることになった。

 

 

 

義両親が心配してるので4.5日帰って安心させたいとのこと。

 

 

 

嫁の実家は家から車で30分くらいのところにあるのでそんなに遠くはない。

 

 

 

全てが落ち着き今日から私だけ「子供ができていない日常」に戻る。

 

 

 

子供ができたとわかる前にタイムスリップしたかのような感覚になった。

 

 

 

職場には業務の関係上、理由は言ってはいないが、10日程休むことになるとほとんどのスタッフへ伝達していた。

 


正月休みも早く入り9連休、3日仕事行って11連休。

 

 

 

そんだけ休むとなるとみんな何があったかは気になってると思う。

 

 

 

直の上司にだけ詳しく事情を説明していた。同じ科のスタッフに話していてくれたらしい。

 

 

 

上司から総務にも連絡が行っていて、どうやらお見舞い金がでるらしいので手続きの書類を書いて欲しいとの事。

 

 

 

総務の女性スタッフは多くは語らず

 

 

 

「大変でしたね」とだけ言ってくれた。

 

 

 

すごく優しく気を使ってくれて嬉しかった。

 

 

 

普通に子が亡くなった時と同じだけの特休がとれるらしい。

 

 

 

朝から普段通りの仕事にもどる。変な表現だが子供ができてからの出来事が夢で、現実に戻ってきた感がすごい。

 

 

 

やる気もなければ集中力もない。

 

 

 

他の人に迷惑をかけない程度に仕事をする。しばらくは仕方ないと自分で割り切るしかない。

 

 

 

少しずつ現実に慣れていければと思う。

 

 

 

家に帰ったら帰ったで、もちろん誰もいない。

 

 

 

結婚してから長期嫁が家にいないのははじめて。

 

 

 

何もなければ羽伸ばせるし誰か誘って飲みに行こうと思うんだろうがさすがにそんな気にもならず。

 

 

 

1人で寂しくハイボール飲みながら撮り溜めしてたTVとプライムビデオを見る。

 

 

 

まぁしばらくは無理をせずに淡々と仕事をこなして何となく日々を過ごしていけたらと思う。

 

 

 

普段は家大好き人間な私ですが、家帰っても1人だしなー。と思いながら仕事帰りに寄り道したくなる。

 

 

 

何が言いたいかというと

 

 

 

私は「家大好き人間じゃなくて嫁がいる家大好き人間」だったという事

 


というか「嫁大好き人間」という事。

 

 

 

早く嫁はんに会いたい。