嫁はんが死産した時の話

2020年1月に第一子が死産になった夫側の日記。

つわり中の嫁

絶賛つわり中の嫁。吐くほどではないみたいだがキツそう。でもつわりがあるって事は生きてる証拠なので嫁にはがんばってほしい。

 

今14wでがんばって探せばエンジェルサウンズで心音が聴けます。最近毎日聴いて生存確認。幸せです。

 

仕事は2人の職場が近いので私の運転で一緒に行ってます。家事は私がほぼ100%。お姫様扱いでございます。

 

2人ともまた前回みたいになるかもしれないという不安はないわけじゃないけど、2人でマタニティライフを楽しむことはできている。

 

昨日友達と焼肉行った時に、彼の妹から彼にこんな事を言われたと「男は産まれてから親になるけど、女はお腹にいる時から親」男の自覚が遅すぎるとのこと。

 

私は前から男だから女だから理論があまり好きじゃなくて、その人がそう思ってたりするだけだと思ってる。

 

でもこの理論はその通りなんじゃないかと思った。女性に比べて男性は親であるということを自覚するタイミングは女性より遅いのかもしれない。

 

身体的につわりやホルモンバランスの崩れによる不調が直接現れる。仕事や家事、食事が思うようにできなくなってキツイらしい。子供のために耐えれるってもう親じゃん。

 

そんな嫁を見てると最悪自分の事は自分でしようと思うし、できるだけ休ませてあげよういう気持ちになる。

 

「お互いがお互いの出来ることをする、できない事は相手に任せる」

 

我ながらいい夫婦やな。と思いました笑

 

私の料理のスキルもレベル3位あがりました!

 

予定日の2月はまだまだ先だけどこれからも小さい幸せ感じて過ごせて行けたらいいなと思います。

 

子供に早く会いたいってのもあるけど、子育てをする嫁を近くで見たいという方が正しいと思う。

 

やつはいい母になると思うし、さらにいい女になると思う笑

 

何が言いたいかというとただのノロケです。

 

失礼しました笑

 

特になにもすることはないけど、今日8/10は付き合いはじめた記念日です。

 

 

 

NIPT。どうする?

前回の記事でもしかしたら2人目できてるかもと書いたのですが、無事に心音確認できて母子手帳も交付されました。現在9wです。

 

そんななか嫁からLINEでこの記事を読めと送られてきた。

 

2度のダウン症妊娠 2度の決断 - Yahoo!ニュース

 

私はこの記事を読むまでNIPTを受けるか受けないかは嫁の判断に任せると言ってきた。

 

読んだ後は自分の考えが情けなくなった。別に関心がなかったわけではないけれど、嫁の希望通りに事を進めていく事で全てうまくいくと思ってた。

 

この記事を読んで大事な事を夫婦で本気で話し合う大切さを学んだ。

 

NIPTを受けるか受けないかは私たち夫婦にとってすごく大事な事で、お互いが自分が思ってる事、意見を伝えて結果を出さないといけない事。

 

NIPTを受ける理由、受けない理由をはっきりさせてこれからの2回目の2人だけのマタニティライフを楽しんでいきたいから。

 

その事に気づいてから2人で話し合い、結果が出るまではそんなに時間はかからなかった。

 

まぁいろいろ理由はあるけど話し合いの結果「うけない」事にしました〜。

 

現在嫁は絶賛つわり中です。

 

つわりは変わってやる事は出来ないけど、代わりにできる事は全部やらせていただいております。

 

今、嫁のお腹の中に子どもがいる。

志乃の件があってから次、妊娠が分かってから産まれてくるまでは不安でしかないんじゃないかと思っていたけど、現実は、思ってたほど不安は少なく、幸せな方がだいぶ大きい。

 

おそらく嫁も同じ意見だと思う。

 

私達は今年の頭に第一子死産という悲しい経験をしたけれど、周りの人や運にも恵まれて今現在本当に毎日幸せに過ごす事ができています。

久しぶりの記事。妊活。

コロナウイルスの影響で外出自粛が始まって約二ヶ月。うちはスイッチでどうぶつの森とリングフィット、たまに聖剣伝説3で大忙し。

 

 

そんな中タイミング法で妊活はじめて2ヶ月目。

 

 

嫁は大体生理不順はなく、毎月アプリの生理予定日にバッチリ生理が来るらしい。

 

 

うちは結婚前から何故だかわからないけど生理が始まったら毎回報告があった。

 

 

当時はそんなに気になってはなかったが、いざ妊活はじめてみると気になる気になる。

 

 

生理予定日は事前に報告があっている。来そうとか来そうにないとか、少し気持ち悪いかもとか気持ち悪くないとか、あんまり気負わないようにしたいがそういう訳にもいかず2人で「ワンチャンあるかも」とか言って盛り上がる。

 

 

2人で妊活をしてるって意識が湧いてきて少し楽しくなってきた。

 

 

ここには書かないけど私もいろいろあって思うように妊活ができたわけではない。

 

 

嫁の助けと理解があって無理せずに2人で前に進むことが出来ている。

 

 

私が落ち込んでる時に嫁から「あん時(年末年始の死産の時)はだいぶ助けられたけん、今度は私ががんばる」みたいな事を言ってくれたのがすごく嬉しかった。

 

 

出来れば結果はいい方に転んで欲しいけど、どんな結果であれ、私たち夫婦の「今後の心配はないな」と思った。

 

 

出産後、酒を飲み出した嫁でしたがワンチャンあるかもとの事で昨日から禁酒してます。が私は禁酒する気はありません。嫁は了承済みです。

 

 

妊活にはこれがいいとか悪いとか。酒を飲まない方がいいとか、あれは食べない方がいいとか。

 

 

いろいろそこら辺に情報は転がってるけど、私達は私達のペースでストレスにならない程度に緩くやってます。

 

 

1番大事な事は、2人で一緒に今の気持ちや思ってる事をしっかり伝えあって同じ方向を向いて進んでいく事だと思います。

 

 

今日で生理予定日から4日目。まだ来てないそうです。だいぶ2人で期待してます。でも志乃の時と比べたらだいぶ気持ちが違う。

 

 

前回は子供が出来た当初は不安なんてほんの少しだったけど、今回は期待と不安が50:50。

 

 

少しづつ2人で階段登って行ってゴールなのかスタートなのかわからない所まで行けたらと思います。

 

 

とりあえず私は今が1番幸せなような気がしてる。

嫁の産休最終日

久しぶりのブログになります。

 

1/14に娘が産まれて8週、嫁の産後休暇も終わり明日から仕事復帰です。

 

産休中の嫁はんは、はじめの方はいろいろ忙しくしてたけどそれなりにゆっくりできて身体を休めることができたみたいです。

 

私たちは来月、お世話になった病院の主治医の先生から遺伝カウンセリングを受ける予定です。

 

普通は妊娠中の方が受けることが多いみたいですけど、1ヶ月検診の時に「こんなのもありますよ」と紹介されたみたいです。

 

主に出生前診断についてのカウンセリングのようです。

 

その時にまた赤ちゃんの服を寄付するために何着か作ってるみたいです。

 

嫁の産休中は以前は分担してた家事もほとんどやってくれて私の方が逆に楽できたくらいです。

 

精神的にも落ち着いてそんなに落ち込むことはなく、今回のことを前向きに捉えることができてるみたいで安心しました。

 

先週末は私の方の家族のみんなで、はじめてのグランピングをしました。雨だったけど嫁はんの料理が好評で、心配してくれたみんなに元気な姿を見せることが出来たのでよかったです。

 

コロナウイルスの影響で今週末にリハビリがてら2人で10km走る予定だったマラソン大会が中止になったのが唯一の残念なこと。

 

晴れた日は晩ご飯の後に1時間程度の散歩は継続してできていてなかなか充実した毎日が過ごせています。

 

明日から仕事復帰とのことで今日はいつも結婚記念日に行っているイタリアンレストランにディナーに行きました。

f:id:shinopapablog:20200311103224j:image

 

 

家に帰ってから、娘を産んでくれた事、産休中に毎日料理を作ってくれたり家事をしてくれた事への感謝と明日から仕事がんばっての気持ちを込めて花束をプレゼントしました。

 

f:id:shinopapablog:20200311103205j:image

 

だいぶ喜んでくれたみたいでよかったです。

 

明日からまた共働きの普通の夫婦にもどりますが2人で今まで通り健康で楽しく過ごせて行けたらと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログを読んでくれた人に伝えたい事

今回私たちに起こった悲しい出来事は今までの人生で一番悲しい出来事でこれから先も絶対に忘れることはない。

 

 

 

 


流産や死産を経験したことがある人は全体の2%、50人に1人の確率らしい。

 

 

 

 


また不妊症に悩む人達もいる事を考えると、「子どもが産まれてくる」という事がどれだけありがたく、幸せな事なのかは容易に想像できる。

 

 

 

 


不妊症で悩む人達や流産、死産を経験した人たちの気持ちというのは人それぞれではあるけれど辛いものに違いないと思う。

 

 

 

 


私たちも辛く、悲しい思いをしたが他人に気持ちを理解して欲しいという気持ちはない。

 

 

 

 

 

 

ただ私たちの希望は

 

 

 

 


私たちに起こった出来事を知った時に

 

 

 

 


『もう一度自分の大切な人の大切さを改めて感じて欲しい』

 

 

 

 

 

 

 


という事。

 

 

 

 

 

 

飲んだくれて帰ってくる旦那、自分の気持ちを理解してくれない旦那、うるさい嫁、めんどくさい嫁、おもちゃを片付けない子ども、ご飯を食べない子ども、勉強のできない子ども、言う事を聞かない子ども。

 

 

 

 

 

 

毎日顔を合わせ、四六時中一緒に生活する中で、イライラしたりストレスが溜まってしまう事があると思う。

 

 

 

 

 

 

そういう時に

 

 

 

 


『その人がそこに生きているありがたみ』

 

 

 

 


を少しでも感じて、穏やかな気持ちで優しく声をかけたり、抱きしめてあげたりして欲しい。

 

 

 

 


『生きている』という事は当たり前じゃないという事。

 

 

 

 

 

 

この記事を読んで、「いつもはイライラするけど今日は嫁や旦那、子どもにいつもより少しだけ優しくしよう」と思ってくれる人がいれば、「私たちの娘が生きていた意味」があるんじゃないかと思えて嬉しい。

 

 

 

 

 

 

もちろん私たち自身も、娘のおかげでたくさんの人の優しさに触れる事ができて、その優しさを返さないといけないという気持ちで過ごす事ができている。

 

 

 

 


私たち夫婦のところにやってきてくれた『命の意味』をしっかり繋いでいけるかどうかは、これからの私たちの行い次第。

 

 

 

『娘の死』が私たちに与えてくれた物をしっかり受け取って繋いでいって、私たち自身が幸せにならなければいけない。

 

 


そして、私たちと同じように流産や死産を経験した人達がネガティブな感情に支配されずに、どうか穏やかに幸せに暮らしていけるように願っています。

 

 

 

今日バレンタイデーははじめての月命日です。今日はゆっくり仏壇に手を合わせようと思います。

 

↓嫁はん側のブログ↓

http://mymemories.blog.jp

あれから1ヶ月

まだあれから1ヶ月くらいしか経ってない。

 

 

 

赤ちゃんの状態が悪いとわかってから火葬までの3週間はかなり長く感じたし、それから一ヶ月も長く感じてる。

 

 

 

時間の進み方が遅くなったような感覚。

 

 

 

私自身は仕事に復帰して、何もなかったかのように淡々と毎日が過ぎていっている。

 

 

 

嫁の産後一ヶ月後の検診も終わった。我が子は21トリソミー、白血病(TAM)が原因での死産だったと確定した。

 

 

 

今後特別子供が出来にくいとかはないらしいので一安心。

 

 

 

周りにも会った人には伝えていってる。

 

 

 

みんな優しくていろんな言葉を掛けてくれる。

 

 

 

泣いてくれた友達もいた。おじさんになって涙腺が緩いらしい。

 

 

 

一番安心したのは嫁が元気そうなこと。

 

 

 

私にとっては一番の救いだし、一番大事な事。

 

 

 

先週末、2人で家の周りを軽くランニングした帰りに気分で近くの居酒屋で一杯飲んだ。

 

 

 

妊娠がわかる前はよく2人で飲みにいったりキャンプ行ったりマラソン大会出たりとアクティブに遊んでいた。

 

 

 

その生活は幸せだったけど妊娠してからはしばらくは2人で飲むとかはできないと思ってた。

 

 

 

 


でもまたこの生活に戻ったら戻ったでやりたい事がいっぱい出来たし、来月、10kmだがマラソン大会に2人で出ることにした。

 

 

 

 


そんな風にまた夫婦2人の時間を大切に過ごしていければ私にとってそれ以上の幸せはない。

 

 

 

 


できれば子供は欲しいけどそればっかりは授かりもんなのであまり期待しすぎないようにしたい。

 

 

 

 


これからは今まで以上に今回お世話になったお互いの家族や友達、周りの人を大切にしながら2人で生きていきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の日記で書き溜めしていた日記は終わったので毎日更新は終了です。何かあればちょこちょこ更新していきます。

 

 

 

自身の記録として描き始めた日記ですが意外と沢山の人たちに見ていただいているようで正直驚いています。

 

 

 

もしこの日記が少しでも誰かの為になって貰えたら嬉しく思います。

 

 

 

嫁もブログを書いてますのでよろしければ覗いてあげてください。

 

 

 

とある天使ママのblog

仕事復帰

2020.01.20〜

 


今日から仕事復帰。そして初七日。

 

 

 

志乃の火葬が終わってから毎日朝と晩に線香をあげている。

 

 

 

嫁は今日から実家に帰ってゆっくりする予定だったが、今日が初七日という事で明日の21日から帰ることになった。

 

 

 

義両親が心配してるので4.5日帰って安心させたいとのこと。

 

 

 

嫁の実家は家から車で30分くらいのところにあるのでそんなに遠くはない。

 

 

 

全てが落ち着き今日から私だけ「子供ができていない日常」に戻る。

 

 

 

子供ができたとわかる前にタイムスリップしたかのような感覚になった。

 

 

 

職場には業務の関係上、理由は言ってはいないが、10日程休むことになるとほとんどのスタッフへ伝達していた。

 


正月休みも早く入り9連休、3日仕事行って11連休。

 

 

 

そんだけ休むとなるとみんな何があったかは気になってると思う。

 

 

 

直の上司にだけ詳しく事情を説明していた。同じ科のスタッフに話していてくれたらしい。

 

 

 

上司から総務にも連絡が行っていて、どうやらお見舞い金がでるらしいので手続きの書類を書いて欲しいとの事。

 

 

 

総務の女性スタッフは多くは語らず

 

 

 

「大変でしたね」とだけ言ってくれた。

 

 

 

すごく優しく気を使ってくれて嬉しかった。

 

 

 

普通に子が亡くなった時と同じだけの特休がとれるらしい。

 

 

 

朝から普段通りの仕事にもどる。変な表現だが子供ができてからの出来事が夢で、現実に戻ってきた感がすごい。

 

 

 

やる気もなければ集中力もない。

 

 

 

他の人に迷惑をかけない程度に仕事をする。しばらくは仕方ないと自分で割り切るしかない。

 

 

 

少しずつ現実に慣れていければと思う。

 

 

 

家に帰ったら帰ったで、もちろん誰もいない。

 

 

 

結婚してから長期嫁が家にいないのははじめて。

 

 

 

何もなければ羽伸ばせるし誰か誘って飲みに行こうと思うんだろうがさすがにそんな気にもならず。

 

 

 

1人で寂しくハイボール飲みながら撮り溜めしてたTVとプライムビデオを見る。

 

 

 

まぁしばらくは無理をせずに淡々と仕事をこなして何となく日々を過ごしていけたらと思う。

 

 

 

普段は家大好き人間な私ですが、家帰っても1人だしなー。と思いながら仕事帰りに寄り道したくなる。

 

 

 

何が言いたいかというと

 

 

 

私は「家大好き人間じゃなくて嫁がいる家大好き人間」だったという事

 


というか「嫁大好き人間」という事。

 

 

 

早く嫁はんに会いたい。